農業について相談したい方へ
災害リスクに備えて
(1)農業用ハウスの被害防止対策
近年、台風による強風や大雪などの災害が多発しており、農業用施設において大きな被害が発生しています。台風等の襲来直前に対策をとることは困難です。そのため、農業用ハウス等の施設は普段からしっかりと保守管理を行うことが大切です。
「千葉県農業用ハウス災害被害防止マニュアル」「千葉県農業用ハウス災害被害防止チェックシート集」について(千葉県HP)千葉県と関係機関が連携し、生産者が自ら被害防止対策を実践できるよう、農業用ハウスの保守管理や補強技術の習得、関連情報の収集の基礎資料として作成されたマニュアルです。強風や大雪対策の参考にしてください。
また、マニュアルを基に、農業ハウスの保守管理や補強の重要ポイントについて深く理解し、生産者が自らのハウスでチェックすることができる資料として、チェックシート集を作成しました。是非御利用ください。
(2)保険等への加入による備え
農業は、自然災害による影響を受けやすい産業です。そのため、農業者が自ら農業保険等に加入することにより、「備えあれば憂いなし」の農業生産体制を構築することが大切です。農業の安定的な経営と自然災害への備えとして、農業保険等への加入について検討しましょう。
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公的な保険制度
- 農業保険(収入保険・農業共済)(千葉県HP)
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問い合わせ先:地域の農業共済組合へ
- 千葉県農業共済組合一覧(千葉県HP)
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JAの共済仕組み 農業者の皆さまに対する保障
- JA共済(JA共済HP)
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問い合わせ先:最寄りのJAへ
災害にあった時の対応
(1)保険会社等への連絡
農業用施設等に対し、保険や共済に加入している場合は、被災したことについて連絡しましょう。
(2)被害状況の記録等の保管
台風などにより甚大な被害が発生した場合は、国や行政による支援策が講じられる可能性もありますので、被害状況についての記録や証拠書類はきちんと残しておきましょう。
《被害状況の撮影》
・撮影日を明確にしておく
・被災箇所はすべて撮影する
- ・撮影箇所が被災した施設のどこかを明確にしておく
《支払関係書類の保管》
施設の復旧に係る見積書や発注書、請求書などの証拠書類は必ず保管しておきましょう。
《罹災証明書の取得》
施設等の復旧に必要な資金や経営再建のための運転資金を借入れる場合は、市町村の罹災証明書が必要になります。