2021年7月上旬に、千葉県東葛飾地域のサツマイモ圃場の株にて、県内で初めて「サツマイモ基腐病」の発生が確認されました。
サツマイモ基腐病は茎が地際部から黒変し、イモが腐る病害であり、多発した圃場では大幅な減収となります。これは、カビ(糸状菌)が原因でサツマイモの腐敗や葉・茎が枯れる病気で、発病した株でつくられた胞子が雨水や畑にたまった水によって周辺の健全な株に感染します。
また、発病した株の残さが畑に残ると、翌年も発生するおそれがあります。
他県で生産され、本病に感染した可能性のある苗が千葉県内に出荷されたとの情報が寄せられたことから、千葉県では、販売店等の協力を得ながら注意喚起を行っています。
葉が黄色くなるなど、家庭菜園などで本病と疑われる症状が見られた場合は、最寄りの農業事務所にご連絡くださるよう、お願いします。
◆病害虫発生予察特殊報 「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)の県内初発生について 令和3年7月」
https://www.pref.chiba.lg.jp/lab-nourin/press/2021/210715tokusyuhou.html
「サツマイモ基腐病」の詳しい症状、最寄りの農業事務所の連絡先など