千葉県ではまだ発生が確認されていませんが、沖縄、宮崎、鹿児島、福岡、長崎、熊本、高知、静岡、岐阜及び群馬の全国10県(令和3年6月現在)で発生が確認されています。一度病気が侵入すると防除は困難であるため、未然の侵入防止が大切です。
<病気の特徴>
・ヒルガオ科(サツマイモなど)にのみ感染します。
・苗床では基部の黒変、地上部の葉巻や萎縮症状等が見られます。
・感染した株は茎の地際部が黒~暗褐色に、茎葉は黄色や紫色に変色してしおれ、症状が進むと枯死します。
・いもでは主に、なり首側から腐敗します。
<防除対策>
主に感染した種いもや苗を通じて病原菌がほ場に広がり、ほ場に残った未分解の罹病残さが次作の伝染源になると考えられており、以下の対策が必要です。
1.ほ場に持ち込まない
2.ほ場で増やさない
3.ほ場に残さない
詳細な情報は、県安全農業推進課のホームページを確認してください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/annou/shokubo/kansyo.html