千葉県農業者総合支援センター

ご相談事例

ナバナを導入して収益力アップ!

株式会社岡本農園 岡本秀和さん(南房総市)
1.支援センターに相談したきっかけ

岡本さんからは、「年々、水稲の収量が落ちていることから、圃場の土壌分析をし、収量を上げたい」との相談をメールで受けたことがきっかけです。その後、JA安房を通して、全農広域土壌分析センター千葉で土壌分析を実施しました。その分析結果をもとに、岡本さんと支援センター職員が相談し、施肥量の改善を行うことで、収量が安定しました。

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2.冬場に何かできないか...

JA安房と支援センターの職員が継続的に訪問していく中で、岡本さんから「冬期の労働力を有効活用したい」とのお話があったため、水稲の裏作で食用ナバナを栽培することを提案しました。

3.食用ナバナの契約栽培開始

令和元年12月から食用ナバナの契約栽培を開始しました。JA安房と支援センターの職員が圃場を巡回し、生育状況の確認や収穫の際のアドバイスなどを継続的に行いました。
令和元年12月から収穫作業が始まっています。今年は台風の影響で若干生育が遅れましたが、無事に収穫することができたので安心しました。

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4.収益力向上に向けて

岡本さんは、水稲がメインの経営体ですが、水稲の育苗ハウスを有効活用して、夏野菜の契約栽培を行い、安定的な収入が確保できないか模索しています。
支援センターでも、生産コストの削減や夏野菜の導入など、収益力向上に繋がる提案をしていきたいと考えています。